第106回

テクマ!10周年ワンマンライヴ全曲紹介! ~其の壱~

 下北沢の紳士淑女の皆様、本日はテクマ!10周年記念ワンマンライヴ『10years』にご来場いただき誠にありがとうございました。今日のライヴがきっかけとなって、皆様にテクマ!を末永く応援していただけましたら幸いです。では、今回のおセンチ日記ではテクマ!ワンマンライヴ名物、全曲解説をやらせていただきます。
 まずは前座のTeck-Tickです。コロバ・ミルク・バーのAKINO LEEさんを中心に開催されているカヴァーバンドイベントがありまして、Teck-Tickはこのイベントへの参加のために昨年結成されました。あまりにも出来と評判が良かったので、今日の前座に抜擢されました。メンバーはまずドラムに航空電子などなどのワタナベ君。彼は前回のTeck-Tickでは観客として最前列で踊っていました。そしてベースにサラダバーなどなどのサラ。ギターにSleeping Beautyなどなどのコイデリョウ。そして外せない左利きギターは、昨年のテクマ!ディナーショーに参加したイサヲ君の在籍するバンド、Black Love Fantomのギタリスト、ナヲユキ君です。そしてヴォーカルはテクマ!の弟であるテクライアツシです。曲目は、まずアルバム「殺シノ調ベ」の冒頭と全く同じ流れで『ICONOCLASM』と『悪の華』。『ICONOCLASM』ではテクライアツシがCDからサンプリングした音が、バンドの演奏をシンクロされています。そしてMCを挟んでシングルでのみリリースの『ナルシス』とアルバム「69」からの『唄』。またMCを挟んで代表曲『Just One More Kiss』とアルバム「Darker Than Darkness」から『D.I.E.』を演奏して、Teck-Tickは終了となります。
 ここでAKINO LEEさんのDJタイムとなり、ステージはテクマ!用に転換されます。転換やステージ上のサポートを行ってくれたのは、テクマ!ワンマンの最重要人物、カリスマローディー:MORI-KUNです。今回はドラムセットを撤去して、シンセドラムのセットを設置する、という大仕事がありましたので、この転換はかなりの見応えだったかと思います。
 テクマ!1曲目はテクマ!誕生のきっかけになった曲であり、1996年の初ライヴから2000年にかけて不動のオープニングナンバーだった『Childhood's End』です。この曲は1st Album「風と木の詩2」にライヴバージョンが収録されており、YMOやSoft Balletなど、テクマ!が影響を受けたアーティストのサンプリングが多用されたアレンジになっています。ちなみに中盤での振り付けは、「パタリロ!」のクックロビン音頭です。2曲目は2nd Album「SURVIVOUR」から、近年のオープニングナンバー『月の光の下の恋人たち』です。続く3曲目は夏リリース予定の3rd Albumに収録予定の『PARADE』で、これら2曲にはUmezyのギターがフィーチャーされています。続きまして4曲目は1stから『強くなりたい男』。今回のライヴのために過去曲を聴きなおしてして、最も衝撃的だったのがこれでした。歌詞がうじうじしていていやだ、というのが自分の中でのこの曲への評価だったのですが、このシャッフルのリズムと客席いじりをしながら歌える歌詞は、まさに近年テクマ!がライヴの流れに変化をつけるために求めていたものだったので、即採用となりました。そして5曲目は未発表曲の『戻れない二人』です。これは2ndのコンセプトのひとつであった「リズムマシン・ロック」を更に極めよう、と2002年頃にUmezyと練り上げた曲です。ベーシックなリズムとベースを作成し、そこにギターを重ね、それから更にリズムとベースを修正していくという、結構な手間をかけて作られた曲だったのですが、歌詞がいやらしすぎる、という自分内でのイメージがあってしばし封印されていました。この曲が再発見されたのはひとえにiTunesのパーティーシャッフルのおかげです。このあたりから曲間がほとんどノンストップになり、サウンド・歌詞ともに完璧な流れでつながる6曲目は3rd収録予定の『ないないない』です。4、5曲目で口説き方がだんだんと巧妙になっていって、『ないないない』ではそれがつまんなくなってしまった、という流れですね、歌詞的には。大人だなぁ。
 7曲目は3rd収録予定の『ジェニー』。沢田研二とSoft Balletの完璧な融合だと自負している名曲です。ギターはOn Button Downの加藤君、ハイハットは元Sportmanの志賀ちゃんによる演奏が録音されています。8曲目も3rd収録予定の曲で、『軽く叩きつけて』。これはギターがTeck-Tickにも参加しているコイデさん、ハイハットが志賀ちゃん、後半に出てくるシンセドラムがさゆキャンディさん、による演奏です。時速100kmで走る戦車のようなサウンドになっています。そしてまだまだテンションが上がって9曲目は2ndからの『New York』。最初の通しリハーサルではこの時点でスタジオから逃げ出したくなりましたが、panicsmile吉田ハヂメさんの地獄のようなギターサウンドがテクマ!をマイクの前まで引き摺り戻しました。この曲の後半で飛び出てきて叫ぶだけ叫んで嵐のように去っていったのは、後にまた登場するプラズマ11のDatchyさんです。もはや観念して10曲目は現在までのアルバム全てに収録されている『I'm Only Techno-Pop 2006』です。今回は2nd収録ヴァージョンと同じく、道産子アナルの二人とMong HangのBAさんをフィーチャーしたラップから始まります。この曲も地獄ギターは吉田ハヂメさんです。そしてライヴ開始からノンストップのまま11曲目、今日のメインテーマでもある1st収録の『10years』です。テルスターにキーボードで参加しているときに、ヨコチンのソングライティングに影響を受けて作った曲です。中盤でてくる「それがなぁに?」という声はすかんちのShima-Changです。



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