2009/10/20

Big-Bang, Bang!

まぁね、


産まれ育ったわけでもない京都でさ
なんかハイカラな連中を集めてさ
ヤンキー臭い欲なんてものがさ
まったくない粋の極みみたいなことやってさ
ヤンキー臭い欲の固まりみたいな奴らが来たらさ
その金使って大島渚とか呼んでさ
粋の極みをやってさ
生活の苦労がないことでそれが成り立つって意味において
貴族になっちゃってさ
(注:ちなみにこのころ裏方において吉田拓郎を売り込んでいたらしい。現代を支配している、はっぴぃえんど至上主義日本音楽歴史観にいつの間にか洗脳されている自称音楽愛好家は、吉田拓郎と加藤和彦と松任谷正隆と松本隆と後藤次利の関係を調べてショックを受けないと、これからの音楽を創れないと思う。)

独りで上半身裸で生ギター持って、
どっかの屈折した星屑の前身みたいなことしてさ
ドハデなお姉ちゃんと家の中でも靴を履く生活してさ
黄色い魔術を使う前のまだハゲてもいなくて、
ケンゾーのジャンプスーツとサンダルのドラマーとか呼んでさ
これまた粋の極みみたいな楽団つくってさ
甲虫四人楽団の白い写真集をやった製作者を呼んでさ
空間の音を圧縮機で縮めて音をつくってさ
それが最高だって言うんで
イギリスの粋の極みみたいな連中に呼ばれてさ
貴族だからさ
そこにあったPAなんて言われるシステムを買って帰ってきてさ
日本に持って来てさ
広島のリーゼントの奴が歌手になったバックアップなんかもしてさ
挙句にその製作者にドハデなお姉ちゃんをとられてさ
楽団解散してさ

危険なふたりをつくったひとりとさ
粋の極みみたいな生活してさ
タキシードのアップを拡大したりさ
洞窟でバッハ吹く人とかを集めたりしてさ
粋の極みみたいな音楽やってさ

童顔で乳がでかいアイドルにエレガント過剰な曲をつくってさ
(注:高岡早紀という人のことのようです)
愛を忘れた人に愛を覚えていますかと問いただしたりしたりさ
桐島スーパーヴィジョかれんを呼んでさ
しかも元妻にはなんの相談もしないでさ
楽団再結成したりさ

危険なふたりのひとりが死ぬって分かったときはさ
仕事ぜんぶ放り投げてさ
最後まで一緒にいてさ
遺言かなんか知らないけど
「すぐに再婚しなさい」
って言葉をさ
真に受けすぎてか本能かは知らないけどさ
ホントにすぐに再婚してさ
スーパー歌舞伎の音楽とかつくったりさ
日本にいる韓国の人の気持ちを叫んだ映画の音楽つくったりさ
シヴくなってきたなーと僕が思ってきたころにさ
木村さんところのカエラちゃん呼んで来て
また楽団再結成してさ
それがまた凄く良くてさ
(注:今かれん時代のミカバンドを聴くと最高なように、カエラ時代のミカバンドも最高なので、今のうちにCDは買っておいて、無理はしないでいいので、時々聴くのがお奨めです。)

そういうことをやりとげてきたらさ
ちょっとした創作意欲の減退とかさ
粋なことを思いつけない自分への幻滅とかでさ
自殺しちゃいたくもなるんじゃないかな

とかさ


思うよ


だけど

哀しくてやりきれないです

この哀しみの正体を自問自答してみたら

僕もパッとしないときの自分に幻滅することはあって、
その先に自殺っていうものがあるのかも?
なんて思ってしまったことがあるからであって、
すっごくナルシスティックな哀しみなんですけどね

「60才でこれをつくれたんだから、それは燃え尽きたってことだ!」
「アナタはホントにサイコーだ!」
と心から思えるこの曲を最後に。


そして、おまけと言ってはなんだけど、
この曲の素晴らしさを10年後に伝えたい気持ちと、
死ぬ10秒前の加藤和彦さんに
この曲を聴かせる人がいなかったことへの全人類の懺悔を込めて、
この曲を。

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