2009/04/26

仲代桂子さん

全国のヴィジョの皆様、知人の浮気が発覚し、「あんな美人の奥さんがいるのにヒドい!」などと言ってはいませんでしょうか?そうなると「じゃあ美人じゃない奥さんがいる場合だったらなんて言うの?」と聞きたくなってしまうのですが、その先にあるカオスを瞬時に想像して言うのをやめ、ここでブログをしたためています、貴女のテクマ!です。今夜も上から目線で失礼します。


まず、金曜の夜、弟(上の写真です)のライヴに来て下さったヴィジョの皆様、有難う御座いました。様々な趣味志向のお客さんが集っていたようですが、どの方にも喜んでいただけたようで、弟は大変喜んでおりました。また弟の公演の機会がありましたら、こちらでも報告しますので、どうぞよろしく。映像も公開されるかと思いますので、こちらも楽しみにしていて下さいませ。


さて、今夜ご紹介するヴィジョは、仲代桂子さん(作中での表記に敬意を表して、以後「けいこ」と記述します)。安達哲さんの『お天気お姉さん』という漫画の主人公です。


けいこは知性美貌才能全てを兼ね備えた上に強欲で嗜虐性もあり、その犠牲になる人達も多数描かれ、最高に嫌な人間にとも言えるのですが、私はこの人が大好きです。

突然大きな言葉を持ち出しますが、人間の尊厳だと思うのです、この作品のテーマって。で、人間の尊厳と言うと、弱者の側から書かれることが多いのですが、弱者視点で何かを語る、という行為自体が凄く卑怯だ(弱者に文句は言いにくいんですよね)と思う気持ちが、圧倒的な強者の視点で人間の尊厳を描いているこの作品の執筆に作者を向かわせたのだと私は思うのです。

けいこは上記のように悪魔のような人間なのですが、そのけいこをけいこたらしめている知性も美貌も才能も、自分を産んだ親による英才教育の賜物であり、もともと自分から望んだものではないのですが、それに歯向かうでもなく、その状況を全て認めた上で自分として生きているところが素晴らしいと私は思うのです。

泉谷しげるさんの『すべて時代のせいにして』という曲ではありませんが、嫌なことを何かのせいにして自分を肯定するための道具は世の中に出揃っています。けれども「それってなんかイヤじゃない?」という気持ちが凄くあると思うのですよね、安達哲さんの作品全てに。そしてそれは、私が『悪魔のようなアイツ』というバンドに込めている気持ちに近いものでもあるのです。

まぁ、こんなふうに書きましたが、思いっきりバブリーなエロいお姉ちゃんが大暴れするただの漫画ですので、機会があったら気楽に読んで欲しいと思います。

ではまた、今夜も上から目線で失礼しました。人身ばいばーい!

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